胃内視鏡検査とは

胃内視鏡検査とは、先端にビデオカメラがついた細いチューブを口や鼻から挿入し、胃の中を観察する検査です。
いわゆる「胃カメラ」と言って口から内視鏡を入れる検査でしたが、嘔吐反射などがあり使用感はあまり良くありませんでした。最近では苦痛の少ない鼻からの経鼻内視鏡が基本となっています。

くめ内科クリニックの上部消化管内視鏡(胃カメラ)は、鮮明で高度な診断できるよう、2ライト明るい経鼻内視鏡を使用しております。苦痛が少なくなるよう心がけ、大腸内視鏡(大腸ファイバー)とともに熟練した医師が検査にあたっております。
また、初期のがんに見られる特徴的な変化(血管新生)に反応する特殊な青い光を照らし、より観察しやすくする技術「NBI機構(Narrow Band Imaging : 狭帯域光観察)」により、がん化した組織がより発見しやすくなっております。経鼻内視鏡においてもこれまで以上に威力を発揮し、がんの早期発見に役立ちます。
緊急時の内視鏡検査は、上部・下部ともに1週間以内に検査することが可能です。



上部消化管内視鏡(食道・胃カメラ)

以前の代表的な検査というと経口内視鏡検査でしたが、内視鏡の太さが10mm前後あるため、挿入時にどうしても舌や喉を刺激してしまいます。 検査を苦痛に感じる方が多くいらっしゃり、その苦痛を和らげれるよう、内視鏡を細くして経鼻から挿入できるようになりました。また鼻から挿入することによって咽頭反射を引き起こしません。

くめ内科クリニックでは、オリンパス社の経鼻内視鏡「XP290N」を使用しております。
先端5.4mmと細く、先端が柔らかい素材でできており、また以前ものと比べて明るくなっているため鼻腔を通過しやすくなっています。
それでも10人〜20人に1人くらいの割合で、両方の鼻腔が狭い・または出血しやすいという患者様がいらっしゃるので、そのよう方や口からの挿入検査を希望される方には、この細いファイバーを口から挿入して検査をしています。以前の口用ファイバーに比べると細くなっているので、検査がはるかに 楽になっております。 検査頻度は、最低でも2年に1度の受診が必要です。



消化器内視鏡システム

消化器内視鏡システム


胃内視鏡検査にできること

胃内視鏡検査は胃痛・胃もたれなどの原因となる胃潰瘍や胃炎から、胃がんの診断が可能です。また、胃がんになりやすいとされる慢性胃炎の有無によって発がんのリスクを判定することもできます。
必要に応じ、これらの判定をするには体に害のない色素を散布し詳しく観察したり、胃の粘膜の一部を採取し(生検)、組織検査をする場合もあります。
胃内の性状などの検査、組織採取には経鼻内視鏡で十分ですが、病変した部位の切除など経口内視鏡でしかできない作業もあります。

当院の胃カメラ検査は患者様の御希望にあわせて下記の3通りのやり方ができます。

① 経鼻内視鏡 “おえっ”となる反射が少なく検査中も話せるのが楽です。
喉の反射が強い方に向いています。
10人中1~2人くらい鼻孔の狭い方はできません。
1~2時間の間鼻の奥にツンとした痛みの残る方や鼻血が出る方がいます。
② 経口内視鏡 従来の口からの内視鏡です。
喉の反射が強い方には辛い方がいます。
③ 鎮静剤を使用した経口内視鏡 少しボーっとしてしまうために終わってから休んでいっていただく分時間がかかります。
予約の時に相談してその患者様にあったやり方を相談します。

経鼻内視鏡と経口内視鏡はそれぞれにメリットとデメリットを持ち合わせています。
担当医とよく相談し、どちらの検査をお受けになるかを決めてください。



検査の流れ

胃内視鏡検査の流れ 検査前日
常用薬は服用して差し支えありません。
夕食は軽めに摂っていただき、夜21時までにお食事をお済ませください。
21時以降は水分(水のみ)は飲んでも構いませんが、固形物は食べないでください。


胃内視鏡検査の流れ 検査前日
薬の服用は、種類によってお飲みいただいてもいいもの・悪いものとあるため、前もってご相談ください。
検査当日は胃の中を空っぽ状態にするため絶食していただき、検査終了まで食事はできません。 水分(水のみ)は少量であれば構いません。また喫煙も控えてください。


胃内視鏡検査の流れ 検査前日
1)鼻の奥に麻酔をします。
2)鼻の表面麻酔が効いてきたら、体の左側を下にして横向きに寝ます。
3)内視鏡の管を鼻から挿入します。腹式呼吸をゆっくり繰り返すと楽になります。
4)医師が食道や胃を観察します。検査時間は5〜10分程度です。


胃内視鏡検査の流れ 検査前日
診察室で撮影画像を見ながら、検査結果を詳しく説明します。
組織をとった場合には、8日後以降に再び受診します。
飲食は1時間後から、組織をとった場合には2時間後から可能です。
なるべく消化の良いものを摂りましょう。当日の飲酒や運動は控えてください。




上部消化器官内視鏡費用(胃カメラ費用)

【3割負担の場合】
 観察のみ : 5000円位
 生検がある場合:プラス約4,000円
  
(2割負担の方は2/3、1割負担の方は1/3となります)